【racemate】の意味・使い方・例文 ― enantiomerとの違い【TOEIC英単語】
🔰 racemateの発音と意味
[名詞] ラセミ体（可算）
racemateは、化学や薬学の分野で使われる用語で、鏡像異性体が等量混ざった混合物を指します。光学活性を示さない特徴があり、特に有機化学や医薬品の説明でよく登場します。
racemateはラテン語の“racemus”（ブドウの房）に由来し、最初に酒石酸のラセミ体が発見されたことにちなみます。語尾の“-ate”は化学物質名によく使われる接尾辞です。
✏️ racemateの例文
【日常英会話】
The scientist studied the racemate in the lab.
その科学者は実験室でラセミ体を研究しました。
This medicine contains a racemate of two compounds.
この薬には2つの化合物のラセミ体が含まれています。
【ビジネス英語】
In pharmaceutical development, separating a racemate into its enantiomers can improve drug effectiveness and reduce side effects.
医薬品開発では、ラセミ体をエナンチオマーに分離することで薬の効果を高め、副作用を減らすことができます。
🎯 TOEICの出題頻度と傾向
- 難易度：★★★★★
- 出題パート：Part7（文書問題）
Part7の科学や医薬品関連の長文で専門用語として出題されることがあります。一般的な語彙ではなく、文脈理解が求められます。
❓ クイズに挑戦！
自然な使い方はどっち？
- The racemate showed strong optical activity in the experiment.
- The racemate did not rotate plane-polarized light in the test.
✅ クイズの答えと解説
- 正解：2
- 解説：2はラセミ体が光学活性を示さないという正しい特徴を述べています。1はラセミ体が光学活性を持つと誤って説明しています。
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🤔 enantiomer との違いは？
- racemate：科学的で中立的な響きがあり、専門的な場面で使われます。
- enantiomer：専門的で、鏡像異性体の一方のみを指すため、より限定的な意味合いがあります。
racemateは2つの鏡像異性体が等量混ざった混合物を指し、全体をまとめて扱う際に使います。一方、enantiomerはそのうちの片方だけを指し、個別の性質や作用を強調したいときに使います。
🧩 あわせて覚えたい
📖 できればこれも
- isomer（異性体）
- stereochemistry（立体化学）