【overturn】の意味・使い方・例文 ― reverseとの違い【TOEIC英単語】
🔰 overturnの発音と意味
[動詞] ひっくり返す
[動詞] 覆す
[名詞] 転覆(可算)
物理的に何かをひっくり返す場合や、判決や決定などを取り消して無効にする場合に使います。特に法律やビジネスの場面で、既存の決定や体制を根本から変えるニュアンスがあります。
この単語は、ラテン語の “vertere”(回す、向きを変える)に由来し、接頭辞 “over-"(上に、超えて)が加わってできています。もともとは「上から回す」ことから「ひっくり返す」「覆す」という意味になりました。
✏️ overturnの例文
【日常英会話】
The wind can overturn small boats.
風が小さなボートをひっくり返すことがあります。
The court may overturn the decision.
裁判所はその決定を覆すことがあります。
【ビジネス英語】
After reviewing the evidence, the board decided to overturn the previous policy to ensure fairness.
証拠を再検討した後、委員会は公正を期すために以前の方針を覆すことを決定しました。
🎯 TOEICの出題頻度と傾向
- 難易度:★★★★☆
- 出題パート:Part7(文書問題)
Part7の長文読解や法務関連の文章で、判決や決定の変更を表す際によく登場します。文脈によって物理的な意味と抽象的な意味の両方に注意が必要です。
❓ クイズに挑戦!
自然な使い方はどっち?
- The judge decided to overturn the previous ruling.
- The judge decided to overturn on the previous ruling.
✅ クイズの答えと解説
- 正解:1
- 解説:1は正しい語法で、overturnの後に目的語が直接続きます。2は前置詞onが不要で誤りです。
少し迷ったあなたも、
カンタンだったあなたも、
学びが楽しくなってきた👇️
🚀 今が英語力を伸ばすチャンス! (PR)
🤔 reverse との違いは?
- overturn:強い否定や変更の意志を感じさせる表現です。
- reverse:単に順序や方向を逆にするニュアンスがあり、必ずしも強い否定や破壊的な意味はありません。
overturnは既存のものを根本から否定・変更する強い意味合いがあり、reverseは単に順序や方向を逆にする場合に使われます。法的な決定や方針の変更にはoverturnがよく使われます。
🧩 あわせて覚えたい
- invalidate(無効にする)
- annul(取り消す)