【mercy】の意味・使い方・例文 ― compassionとの違い【TOEIC英単語】
🔰 mercyの発音と意味
[名詞] 慈悲(不可算)
[名詞] 情け(不可算)
他人の苦しみや過ちに対して、厳しく罰するのではなく、思いやりや寛大さをもって許したり助けたりする気持ちや行動を表します。困っている人に対して優しさや同情心を示すときによく使われます。
この単語はラテン語の“merces”(報酬、恩恵)に由来し、古フランス語“merci”を経て英語に入りました。語幹は“merc-”(報酬、恩恵)で、接尾辞“-y”がついて名詞化されています。
✏️ mercyの例文
【日常英会話】
She showed mercy to the lost puppy.
彼女は迷子の子犬に慈悲を示しました。
Please have mercy on me.
どうか私に情けをかけてください。
【ビジネス英語】
The manager decided to show mercy and gave the employee another chance after the mistake.
マネージャーは慈悲を示し、そのミスの後で従業員にもう一度チャンスを与えました。
🎯 TOEICの出題頻度と傾向
- 難易度:★★★☆☆
- 出題パート:Part7(文書問題)
Part7の長文読解やビジネスメールの中で、寛大さや許しを表す文脈で出題されることがあります。会話文や物語調の文章でも見かける単語です。
❓ クイズに挑戦!
自然な使い方はどっち?
- The judge showed mercy and reduced the sentence.
- The judge showed mercy and increased the punishment.
✅ クイズの答えと解説
- 正解:1
- 解説:1は裁判官が情けをかけて刑を軽くしたという意味で正しいです。2は情けをかけて罰を重くしたとなり、意味が矛盾しています。
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🤔 compassion との違いは?
- mercy:相手の過ちや苦しみに対して、厳しさよりも優しさや許しを重視する柔らかい印象があります。
- compassion:相手の苦しみや不幸に対して深い思いやりや同情を持つ気持ちを表し、感情的な温かさが強調されます。
mercyは許しや寛大さを行動として示す場面で使われやすく、compassionは相手の苦しみに共感し心から思いやる気持ちを表す点で使い分けられます。
🧩 あわせて覚えたい
- pity(哀れみ)
- forgiveness(許し)