【devil's advocate】の意味・使い方・例文 ― criticとの違い【TOEIC英単語】
🔰 devil’s advocateの発音と意味
[名詞] あえて反対意見を述べる人(可算)
議論や意思決定の場で、あえて反対意見や異なる視点を提示する役割の人を指します。必ずしも本心から反対しているわけではなく、議論を深めたり、見落としを防ぐために意図的に異論を唱えます。
この表現はカトリック教会のラテン語 “advocatus diaboli” に由来し、聖人認定の審査で反対意見を述べる役職名からきています。devil’s(悪魔の)とadvocate(擁護者、弁護人)が組み合わさった構成です。
✏️ devil’s advocateの例文
【日常英会話】
Let me play devil’s advocate for a moment.
ちょっと反対意見を述べさせてください。
He acted as a devil’s advocate during the discussion.
彼は議論の中であえて反対意見を述べる役割をしました。
【ビジネス英語】
In our meeting, someone needs to be the devil’s advocate to ensure we consider all possible risks before making a decision.
私たちの会議では、決定を下す前にあらゆるリスクを検討するため、誰かがあえて反対意見を述べる役割を担う必要があります。
🎯 TOEICの出題頻度と傾向
- 難易度:★★★★☆
- 出題パート:Part7(文書問題)
Part7の長文読解やビジネスシーンの会話文で、議論や意思決定に関する文脈で出題されることがあります。やや高度な語彙ですが、実務でも使われます。
❓ クイズに挑戦!
自然な使い方はどっち?
- She became the devil’s advocate to help the team see the problem from another angle.
- She became the devil’s advocate to support the main idea without any questions.
✅ クイズの答えと解説
- 正解:1
- 解説:1は議論を深めるために反対意見を述べる役割を正しく表しています。2は疑問を持たずに主張を支持する内容なので意味が合いません。
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🤔 critic との違いは?
- devil’s advocate:本心ではなく、議論を活性化させるために意図的に反対意見を述べるニュアンスがあります。
- critic:批判的な立場から問題点を指摘するニュアンスが強く、必ずしも議論を深める目的とは限りません。
devil’s advocateは議論を活性化させるために意図的に反対意見を述べる役割ですが、criticは単に批判や問題点の指摘をする人で、議論の促進が目的とは限りません。
🧩 あわせて覚えたい
📖 できればこれも
- negotiator(交渉者)
- moderator(司会者)